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偽りの向こう側

第17章 嵐(ライン五日目)

「あーあ……嵐くんに会いたいよぉ……」

義母はその言葉を最後に俺の肩に頭を乗せ
眠ってしまった。

タクシーが自宅のマンションに到着したが
義母は全く起きる様子を見せない。

「仕方ねーな」

独り言を呟きながら義母を抱きかかえると
部屋へと向かった。

玄関のドアを開けると義母の寝室に向かい
ベッドに寝かしつけた。

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