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偽りの向こう側

第17章 嵐(ライン五日目)

「嵐くぅん……抱っこぉ……」

義母が俺に向かって甘えるように両手を広げる。

「だから俺は嵐じゃないから」
「嵐くぅん……嵐くぅん……」

酔いも手伝い義母は完全に寝ぼけている。

そしてまた眠りに落ちた。

なんて可愛い寝顔をしていやがるんだ。

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