テキストサイズ

偽りの向こう側

第18章 ライン五日目

それよりなにより気掛かりなのは
嵐からラインの返信が無いこと。

スマホを手に取りラインを開く。

既読されていない。

「嵐からの連絡待ちか?」
「……ぅん」

瑛士は嵐に嫉妬している。

だから遠慮がちに答えた。

「もう連絡ないんじゃね?」
「……何よそれ」
「ブロックされてるとか」

瑛士の心無い一言

そして嵐からの返信が無い苛立ちから

『バシッ』

瑛士の頬を叩いた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ