テキストサイズ

(旧)短編☆中編小説集

第12章 素直になれなくて

・北山side

北「うわっち、なんだよ?これどうなってる」

藤「それは、こっちが聞きたい」

北「はっ?」



その声にハッとし見上げると。

全裸になっている藤ヶ谷が上から俺を見下ろしていて

身体はスッポリ、その腕の中へ入り込んじまっていてよ。



藤「おまえ危なっか過ぎ」

北「なにが?」

藤「あの店はその手の奴らの交流場になっていて気に入った相手にカクテルを差し出し受け取ったらOK近くの発展場でめでたくエッチその道では有名な場所なんだ、それを」



んなの…



北「知らね」

藤「北山!」

北「はっ、はい」

藤「知らなかったで、済む問題か!もう少しでやられちまうとこだったんだぞ」

北「うっ」



そんな怒るなってば。



藤「ったく」

北「…あの‥さ」

藤「偶然ダチが通りかかり教えてくれたから良かったものの、クッ」



それよりも。



藤「そうじゃなかったらって考えただけで」

北「なんで俺ら、2人して裸でベットにいるんだわ」

藤「知りたい?」

北「そりゃ…まぁーね」

藤「じゃ教えてやる」



と、藤ヶ谷は―

いきなり、ガシッと俺のを掴みゆっくり扱き始め。



北「ちょなに、あっ」

藤「こんな勃ちっ放しになるまで、あいつに何を飲まされた」

北「んあっ、やめっ」

藤「警戒心なさすぎで呆れてしまう」



くっ…薬?



北「はっ、んっあっ」

藤「お前を奪回した時あいつは言ったんだ、既に媚薬を仕込んであると」

北「藤っ、あっはっ」

藤「抱かれなきゃ治まらねってさ」



んなバカな、だって俺ぜんぜん…クッ!






ストーリーメニュー

TOPTOPへ