(旧)短編☆中編小説集
第16章 心と身体の行方
・北山side
俺は、どうしてこんな所にいるのだろう?
北「んんっ、ビクンビクン」
男とラブホテルなんかに、あげくキスなんかしててよ
北「んやっぱ、よっ」
藤「今さら、やめるなんて言うなよな」
北「くっ」
きっかけは、そう―
あれは、今から数時間前のこと。
「大丈夫か?北山」
「飲み過ぎなんじゃ」
「まっ、気持ち分からなくもないけど」
分からないさ、お前らには
1年も付き合って来た彼女に振られた。
理由は―
北「以前から俺あまりやるの好きじゃなくてよ」
あんなのちっともよくないし、そのせいか。
彼女とする時も勃ちが悪く
北「それでも何とか誤魔化しやって来たんだ」
ダチと別れてから立ち寄った新宿のBARで。
偶然隣り合わせになった男
藤「ふーん、なる程ね完全に勃たなくなってしまったってわけ?」
それが、こいつ。
北「情けねったらありゃしない、クッ」
藤「でもそれだけじゃないだろ男と女は?」
北「俺もそう思っていたわあいつに振られるまでは」
これでも他の事では優しく大事にして来たつもりだし
だが、あいつは…
「もういい、こんな惨めな思いするの初めて」
さすがに自信をなくしてまい。
藤「けどインポって決めつけるのはまだ早いんじゃない」
北「んっ?」
藤「する相手が異性だけとは限らないんだしさ」
北「どういう意味で?」
藤「2人っきりになれる所へ行こうか、ニコッ」
北「へっ?」
初めは、言っている意味がよく分からなかったんだ。
藤「女とはダメでも男となら勃つかもしれないし」
北「はっ?ええっ」
藤「なんなら試してみる」
北「誰と?」
藤「ニコッ」
北「‥‥っ」
酔いもあったんだと思う。
北「あははっ、おまえ面白い冗談を言うな女でダメなのに男でだなんて」
藤「やってみなければ分からないじゃん、なに?勇気ないの」
北「ばっ、バカ、言ってるんじゃ」
藤「だったら」
北「いいぜ、が…やるならちゃんと」
藤「ふっ、感じさせてやるさ」
ドキッ!
・
俺は、どうしてこんな所にいるのだろう?
北「んんっ、ビクンビクン」
男とラブホテルなんかに、あげくキスなんかしててよ
北「んやっぱ、よっ」
藤「今さら、やめるなんて言うなよな」
北「くっ」
きっかけは、そう―
あれは、今から数時間前のこと。
「大丈夫か?北山」
「飲み過ぎなんじゃ」
「まっ、気持ち分からなくもないけど」
分からないさ、お前らには
1年も付き合って来た彼女に振られた。
理由は―
北「以前から俺あまりやるの好きじゃなくてよ」
あんなのちっともよくないし、そのせいか。
彼女とする時も勃ちが悪く
北「それでも何とか誤魔化しやって来たんだ」
ダチと別れてから立ち寄った新宿のBARで。
偶然隣り合わせになった男
藤「ふーん、なる程ね完全に勃たなくなってしまったってわけ?」
それが、こいつ。
北「情けねったらありゃしない、クッ」
藤「でもそれだけじゃないだろ男と女は?」
北「俺もそう思っていたわあいつに振られるまでは」
これでも他の事では優しく大事にして来たつもりだし
だが、あいつは…
「もういい、こんな惨めな思いするの初めて」
さすがに自信をなくしてまい。
藤「けどインポって決めつけるのはまだ早いんじゃない」
北「んっ?」
藤「する相手が異性だけとは限らないんだしさ」
北「どういう意味で?」
藤「2人っきりになれる所へ行こうか、ニコッ」
北「へっ?」
初めは、言っている意味がよく分からなかったんだ。
藤「女とはダメでも男となら勃つかもしれないし」
北「はっ?ええっ」
藤「なんなら試してみる」
北「誰と?」
藤「ニコッ」
北「‥‥っ」
酔いもあったんだと思う。
北「あははっ、おまえ面白い冗談を言うな女でダメなのに男でだなんて」
藤「やってみなければ分からないじゃん、なに?勇気ないの」
北「ばっ、バカ、言ってるんじゃ」
藤「だったら」
北「いいぜ、が…やるならちゃんと」
藤「ふっ、感じさせてやるさ」
ドキッ!
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