(旧)短編☆中編小説集
第2章 少年メイド(番外編)
それから―
中学に上がった頃、俺達は結ばれた。
“宏光:15歳”
“太輔:13歳”
藤「なんか、不思議だな」
北「んっ?なにが」
藤「俺の中にお前がいる」
北「どんな感じで?」
藤「温かくて心地いい」
北「俺も、そうだったわ」
藤「ふっ」
北「ニコッ」
立場が逆になって分かったお互いの気持ち。
北「あの時、どんなに頭の中では否定しても俺はお前に溺れて行ってしまう自分を止めることが出来なかった」
だから今度はこっちがそうさせてやるぜ。
怪しく笑うひろ…
藤「おっ、お手柔らかに」
北「ぷっ、あははっ」
笑うなよ、そこで…ハァ!
北「早く大きくなれ」
藤「またそれ、たった2つしか違わないじゃん」
身長は、俺の方が越しそうだしさ。
北「あっ、今やな事を考えていたべ?」
藤「へっ?」
北「背がどうとかこうとか」
藤「ギクッ」
鋭いやつ、ハハッ!
北「図星?お仕置き」
藤「うわっ、よせってば」
腰が、立たなくなっちまうだろがぁー
藤「うわあぁーっ」
数分後、ダウン状態の俺を見て満足げに笑うひろが、そこにはいた。
こいつこんな奴だっけか?
生まれ変わったら、Sっ気丸出しじゃん。
が、何故だかそうされるのが嫌じゃない自分がいる。
俺の中にもMの気質があったってことかな?
平穏な毎日―
朝は、家までひろが迎えに来てくれ。
一緒に学校へ行き終わったら校門の前で待ち合わせをして。
どちらかの家へ向かい普通の…
ごく在り来たりの生活が、この後も続いていたんだ。
違うとすれば―
時々、親のいない隙を狙っては肌を重ね合わせていたことくらい。
俺達は、着実に愛を育んでいた。
2人の空間を大切にし―
・
中学に上がった頃、俺達は結ばれた。
“宏光:15歳”
“太輔:13歳”
藤「なんか、不思議だな」
北「んっ?なにが」
藤「俺の中にお前がいる」
北「どんな感じで?」
藤「温かくて心地いい」
北「俺も、そうだったわ」
藤「ふっ」
北「ニコッ」
立場が逆になって分かったお互いの気持ち。
北「あの時、どんなに頭の中では否定しても俺はお前に溺れて行ってしまう自分を止めることが出来なかった」
だから今度はこっちがそうさせてやるぜ。
怪しく笑うひろ…
藤「おっ、お手柔らかに」
北「ぷっ、あははっ」
笑うなよ、そこで…ハァ!
北「早く大きくなれ」
藤「またそれ、たった2つしか違わないじゃん」
身長は、俺の方が越しそうだしさ。
北「あっ、今やな事を考えていたべ?」
藤「へっ?」
北「背がどうとかこうとか」
藤「ギクッ」
鋭いやつ、ハハッ!
北「図星?お仕置き」
藤「うわっ、よせってば」
腰が、立たなくなっちまうだろがぁー
藤「うわあぁーっ」
数分後、ダウン状態の俺を見て満足げに笑うひろが、そこにはいた。
こいつこんな奴だっけか?
生まれ変わったら、Sっ気丸出しじゃん。
が、何故だかそうされるのが嫌じゃない自分がいる。
俺の中にもMの気質があったってことかな?
平穏な毎日―
朝は、家までひろが迎えに来てくれ。
一緒に学校へ行き終わったら校門の前で待ち合わせをして。
どちらかの家へ向かい普通の…
ごく在り来たりの生活が、この後も続いていたんだ。
違うとすれば―
時々、親のいない隙を狙っては肌を重ね合わせていたことくらい。
俺達は、着実に愛を育んでいた。
2人の空間を大切にし―
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