(旧)短編☆中編小説集
第2章 少年メイド(番外編)
藤「いっしょに遊ぼ、ニコッ」
北「うん フフッ」
思い出した、思い出したよひろ。
藤「また会おう絶対」
北「あぁ必ず今度は俺がお前を捜し出してやるから」
約束したんだよね?あの時
藤「忘れるんじゃないぞ」
だから、僕のところへ来てくれたんでしょ。
藤「ひろ、俺のひろ」
北「太輔、ギュッ」
その日から、自分のことを俺と言うようになる。
翌日―
藤「そっか、あの結婚式は亮太の」
北「あぁすっげぇ可愛かったぜ、あいつ」
藤「幸せそうだった?」
北「もちろん ニコッ」
藤「良かった、フッ」
が、前世の自分たちと今の俺達は1つだけ違うことがあった。
それは―
“宏光:11歳”
“太輔: 9歳”
藤「えぇーっ、マジでこれ着ろってか」
北「嫌なの俺には着せたくせに クスッ」
藤「あっ、あれは」
北「今度は、お前がなってもいいんじゃね」
藤「うっ」
主導権が、ひろの方にあったってこと。
北「うお、やっぱスカートはミニだよなぁ」
けど逆らえない自分がいるのも確かで、アハッ!
藤「はっ、恥ずかし」
北「んでも似合ってるからいいんじゃね、ニッ」
藤「ひろ」
北「こっち向いてみ」
チュッ!
交わした口づけはまだ初々しいものだったけれど俺達は幸せだった。
北「早く大きくなれ」
いつか…
そう近いうちにきっと俺はこの腕の中へ。
構わない。
いや、そうなりたいと願っている自分がいる。
今でも俺は、お前のことを心から愛しているから。
・
北「うん フフッ」
思い出した、思い出したよひろ。
藤「また会おう絶対」
北「あぁ必ず今度は俺がお前を捜し出してやるから」
約束したんだよね?あの時
藤「忘れるんじゃないぞ」
だから、僕のところへ来てくれたんでしょ。
藤「ひろ、俺のひろ」
北「太輔、ギュッ」
その日から、自分のことを俺と言うようになる。
翌日―
藤「そっか、あの結婚式は亮太の」
北「あぁすっげぇ可愛かったぜ、あいつ」
藤「幸せそうだった?」
北「もちろん ニコッ」
藤「良かった、フッ」
が、前世の自分たちと今の俺達は1つだけ違うことがあった。
それは―
“宏光:11歳”
“太輔: 9歳”
藤「えぇーっ、マジでこれ着ろってか」
北「嫌なの俺には着せたくせに クスッ」
藤「あっ、あれは」
北「今度は、お前がなってもいいんじゃね」
藤「うっ」
主導権が、ひろの方にあったってこと。
北「うお、やっぱスカートはミニだよなぁ」
けど逆らえない自分がいるのも確かで、アハッ!
藤「はっ、恥ずかし」
北「んでも似合ってるからいいんじゃね、ニッ」
藤「ひろ」
北「こっち向いてみ」
チュッ!
交わした口づけはまだ初々しいものだったけれど俺達は幸せだった。
北「早く大きくなれ」
いつか…
そう近いうちにきっと俺はこの腕の中へ。
構わない。
いや、そうなりたいと願っている自分がいる。
今でも俺は、お前のことを心から愛しているから。
・