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(旧)短編☆中編小説集

第5章 掛け替えのない

・北山side

前に藤ヶ谷は言っていたっけ。

言葉に出して伝えることが出来ないぶん行動を起こしやっちまう時もあると。

雰囲気が味方して相手にも

自分への気持ちが、あるんじゃないかと少しでも感じたなら。

そりゃ俺は藤ヶ谷が好きだ

うん好き、でぇ好き。



藤「北山、起きろ着いたぜお前んち」



ならいいのか?これで。



藤「おい、襲っちまうぞ」



なーんだ悩む必要ないじゃん。



藤「北っ…」



ギュッ!



北「大好きだ、藤ヶ谷」



んーあったけぇ、フフッ!

あったけぇ?んって事は、あれ。

パチッと眼を開くと。



藤「嬉しいこと言ってくれるじゃん ニコッ」

北「へっ?」



目の前には、こいつの顔があり。



北「ぁ…‥」

藤「その言葉にお返ししなくちゃな ニヤッ」



まっ、まさか!



藤「駐車場に、車を停めて良かった、じゃ行くぞ」



マジですかぁー

数分後、ベットの上でバックから。

藤ヶ谷に突かれまくっている自分がそこにはいた。



北「んああっ、ひっ、あっいっ、いいー」



ギシッ、ギシッ!

もっ、腰砕けちまう藤ヶ谷あぁーっ



藤「やっぱこうでなくちゃ俺達は ニコッ」



いっ、意味わからないし。



北「うっあっ、イク、イクうぅーっ」



けど、気持ちいい。

お前とずっとこうしていたいと思っている自分が確かにいる。



藤「北山もう1回、言え」

北「もっ…言わね‥」

藤「だったらこうしてやる」

北「ちょっ、またすんの!どっちにしてもやるんじゃないか」

藤「当たり前だろ」



ズゴッ、ズゴッ!二晩目も夜は長かった。

こうして、俺は自分の相棒の手によってその道に目覚めさせられてしまう。

しかし―

周りを見渡せばカップルがいっぱいいたことに気づき

笑うしかねぇや、フッ!

半ば強制的に始まった俺と藤ヶ谷との関係は。

もちろんそれからも続いて行ったのは言うまでもない

幸せかも俺、そう思いながら―





end

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