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(旧)短編☆中編小説集

第5章 掛け替えのない

・北山side

翌日。



仲居「有り難うございました、またのお越しをお待ちしています」



こっ、腰いてぇー



藤「ふわぁー」

北「大丈夫か?運転」

藤「あぁ ニコッ」

北「ドキッ」

藤「北山」

北「んなに?」



チュッ!



北「…っ‥ばっ、バカ誰か見ていたらどうするんで」

藤「ふっ、顔を真っ赤にしちゃって」

北「してないわ」

藤「そうムキになるな30ちゃいが クスッ」

北「歳は、関係ないだろ」



ったく…



北「眠いなら、運転変わるぜ」

藤「心配しなくても、安全運転で行くから」

北「んでも」

藤「北山の方こそ腰が痛いんじゃない?無理しなくていいって、フッ」



なっ―

彼氏ぶりやがってなんだよんっ彼氏?

ちょーっと待て。

しちまったってことは俺は藤ヶ谷の…



北「こっこ、恋人!?」

藤「クスクスッ」

北「ないない、アハハッ」

藤「ぷっ」



別に告られたわけじゃないし、けど。



北「はっ、あっあっ、いっ堪んない、藤ヶ谷あぁー」



ブンブンブン!

付き合い申し込まれたわけでもないんだからさ。

だが…



藤「毎日、してやろうか」

北「んな…こと‥したら…壊れちまう」

藤「気持ち良すぎて」

北「いっ、意地悪言うな、ってば、うあぁ」

藤「はい、またイッた一晩ですっかり俺のものになったな」



ってなるん?



北「俺は藤ヶ谷の持ちものじゃないわ」

藤「クククッ、さっきからなに独り言ワールドにドッぷり浸かっているんだよ?」

北「なっ、なんでもね寝る着いたら起こせ」

藤「クスッ」



ブロロロ―





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