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(旧)短編☆中編小説集

第6章 この想い君に届け

・藤ヶ谷side

北「ごめん藤ヶ谷、今回のことは五関と横尾さんが」

藤「そんなのは、どうでもいいさ」

北「えっ」

藤「バカだな、お前は」



人の気持ち聞きもしないで



藤「勝手に答えを決めてるんじゃないよ」

北「だって藤ヶ谷は」

藤「確かに俺にはその気がない、がやり逃げするほど無責任でもないし」

北「べっ、別に責任なんか感じなくても」

藤「そうじゃなく」



分からないの?



藤「こんなんで満足してるんじゃないよ」

北「へっ?」

藤「これからはもっとたくさん感じさせてやるから」

北「そっ、それって」

藤「今日から、お前は俺のもの分かったな ニコッ」

北「‥‥っ」



そう言うと途端に―



北「ふっ、藤ヶ谷あぁー」



こいつは物凄い勢いで抱きついて来てよ。



藤「ふっ」



俺達は2回戦へと突入し、今度はもっと激しくやってやったのは言うまでもない

が、数日後―



戸「かっ、河合、藤ヶ谷が知ったら」

河「あいつは先に、宏光とデキちまったんだ文句言えるか」

戸「でっ、でも、あっあぁんっあぁーっ」



ズゴッ、ズゴッ!

あんにゃろう約束をやぶりやがって。

学校の校庭―



藤「待て郁人おぉーっ」

河「ずるいぜ太輔、自分だって宏光と」

藤「それとこれとは話しが別だ」

河「意味わかんねぇ」



ダダダッ!



塚「平和だね、ここは」

戸「塚ちゃん」

北「これのどこが平和だっていうんだわ」

塚「ハッシーに比べたら、あんなのマシな方さ」

五「あっ、なるほど」



その脇で。



橋「僕ハッシー、ねぇねぇ君たち筋トレしない?先生は塚ちゃんていってね」



人んちの学校で中学生が、勧誘してるんじゃないよ。

今日もBL学園は平和です。

んーなのかもしれない…





end

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