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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第17章 キスの意味

今日は夕方から梶ケ谷との約束がある。

保険加入の手続き。

斗真社長の後じゃ梶ケ谷の存在は
霞んでしまう。

ホテルのレストランでの食事に誘われた。

相当無理したなと思う。

あの冴えない出で立ち。

量販店で購入したようなスーツ
腕時計や靴といった装飾品も安物
髪の毛はボサボサ

……童貞のわりにセックスは良かったけど。

そんな風貌の男性をホテルのロビーで探す。

「遥香。お待たせしました」

後ろから肩を叩かれた。

その声は間違いなく梶ケ谷だ。

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