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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第21章 佐伯胡桃との初対面

「どうぞ。今お茶の用意しますね」

胡桃に通された白を基調としたリビング。

荒んだ生活を送っている私には
眩しすぎるくらいだった。

「あの……お子様は?」

胡桃は子供の迎えがあるから
東京まで足を運べないということだった。

「主人に頼んじゃった」

悪戯っぽくはにかむ胡桃も眩しい。

「ごめんなさい!私のせいで!」

「いいのいいの」と胡桃はアイスコーヒーを
私が座るソファーの前のテーブルに置いた。

「なんとなくだけどね、二人きりの方が
いいのかなって思って。仕事の話じゃ
ないでしょ?」

鋭い。

女の勘か。

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