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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第23章 梶ケ谷秀吉の事情③

僕の秘書であり婚約者でもある水谷文乃に
思いの丈を打ち明けた。

婚約破棄。

水谷の父親が営んでいた水谷建託を
HKホールディングスの傘下から外すこと。

「構いませんが、もうひとつ条件があります。
星野拓哉を解雇してください」
「いいけど星野は本條グループ買収の指揮者だろ」

水谷と星野の関係は知っていた。

破綻したということか。

興味は無い。

「私がやります。既にプロジェクトチームを
立ち上げております」
「へぇ。仕事が早いね。僕には関係ないけど」
「社長の手は煩わせません。御安心を」

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