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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第26章 本條斗真の事情⑤

「斗真ぁ……」

水谷文乃はアイマスクは外されているものの
ベッドの上で手足は縛られ
仰向けで大の字になっていた。

「尾崎。この淫乱女に何か掛けてやれよ」
「淫乱女って……斗真!これはどういうこと!」

尾崎が水谷文乃の身体にシーツを掛ける。

「まず、俺を斗真などと馴れ馴れしく呼ぶな。
それと置かれた立場を考えて発言しろ」
「……ホントに私……斗真……本條社長を好きに
なったのに……」

知っている。

だから利用したまでだ。

「俺は貴様のように縛られて喜ぶような女は
嫌いだが。でも尾崎は好きらしいぞ」
「社長。それは語弊があります。わたくしは
素人が身動きを取れなければどんな女でも」

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