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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第26章 本條斗真の事情⑤

「で?うちの買収はどうすんだ?」
「水谷さんのあらぬ姿はこちらに収めて
おります」

尾崎が携帯電話を掲げる。

「分かるな。俺らの言っている意味が」

水谷文乃は首を大きく何度も横に振る。

「わ……分かりました!買収なんて絶対に
しませんから!約束します!」
「七五三社長に言っておけよ。おい尾崎。
この女のバッグから携帯出してやれ」

尾崎が水谷文乃のバッグから
携帯電話を取り出した途端に
その携帯電話が鳴った。

「梶ケ谷から着信です」
「スピーカーにしておけ」

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