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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第28章 水谷文乃の事情③

尾崎は立ち上がると私の正面に立ち
肩に両手を乗せる。

私は目を閉じる。

口元に吐息が掛かる。

唇が重な……

『ピンポーン』

らなかった。

目を開けると尾崎は腕時計に目をやっていた。

「定刻通りだ」

尾崎は独り言を口にすると玄関へ向かった。

「お邪魔します」

玄関先から女性の声が聞こえた。

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