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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第28章 水谷文乃の事情③

「いけないなんて……でも……」

つい理佳をチラ見してしまった。

尾崎を客とする風俗嬢の理佳の前で
そんな告白めいたことを口にするなんて。

この二人は身体を……

「ちょッ!誤解!誤解!」

理佳は大声で笑いだした。

「ないない!尾崎さんと私はやってないって!」
「だ……だって尾崎さんのこと大事なお客さん
だと……」
「うちが経営しているSMクラブのVIPでは
あるけどね。本番なしの。
尾崎さんは女の子を一方的に攻め続けるだけ」

それはそれで嫌だけど。

「理佳さん。俺の性癖を語るのは控えて
もらえませんか?」
「いいじゃない。もう、来店しないでしょ?」

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