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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第31章 恋人設定から恋人へ昇進

「えぇ?ホントに?」
「本当だよ。売りに出されてたから有り金
はたいて買っちゃったよ。タイミングが
良かった」

斗真社長は数あるコテージのうちの
一番見晴らしが良さそうな部屋の鍵を開けた。

「すごッ……」

雑誌のリゾート特集でよく見掛ける
異国情緒が溢れ開放的な部屋の作りだった。

「この部屋だけクリーニングしてもらったんだ。
遥香。このコテージ気に入ってくれた?」
「ぅん!」
「良かった。石垣島に居る間はここで過ごす
ことになるよ」

斗真社長とホントに二人きりになれる。

嬉しい。

嬉しすぎる!

私が斗真社長を独占出来るんだ!

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