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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第31章 恋人設定から恋人へ昇進

「俺と恋人ごっこしたの覚えてる?
斗真って呼んでくれたよな」

思い出した。

いくらふざけ半分だったからとはいえ
斗真社長を呼び捨てにしていたなんて。

今更ながら私はなんてことを。

「あ……あれは……そういう設定で……」
「いいよ。斗真で。俺も遥香にそう呼ばれたいし」

改めてそう言われてしまうと呼びづらい。

でも……呼び捨てすることによって
距離が縮まりそうな気もする。

「……斗真」
「なぁに?遥香」

少したどたどしかったけど呼べた。

「斗真……好き……大好き!」
「俺も遥香が大好きだよ。だから……
もうやめようか」

えぇ?

始まるんじゃないの?

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