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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第32章 梶ケ谷秀吉の事情⑥

「これから遥香を軽井沢に連れてこい」

キングサイズのベッドに裸で寝転がり
僕の四方八方を裸の女たちが埋め尽くす中
水谷に電話を掛けた。

『遥香さんなら居ませんよ。そしてここへは
二度と帰られません』
「冗談はやめろ。僕は忙しいんだ」

秘密の部屋は僕にしか開けることが出来ない。

パスワードは当然ながら僕にしか分からない。

『冗談だと思われるなら御自身の目で
確認されたらどうですか?』

妾の女たちが僕の身体にまとわりつく。

「うぅッ……ぼッ……僕は忙しいってッ……」

ひとりの妾がモノを指先でなぞる。

『……本当に忙しそうですね』

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