テキストサイズ

枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第4章 痴漢にも枕営業

「申し訳ありませんでした」

痴漢は名刺と銀行の封筒を差し出した。

森本幸久

聞いたこともない広告代理店で
総務の職に就いているらしい。

課長補佐の役職。

年収は500万弱といったところだろう。

「この封筒の意味は?」
「これで許してくれなんて都合が良すぎることは
重々承知です」

薄っぺらい封筒。

いいとこ三万円くらいだろう。

「頂くわけにはいきません」
「いや……でも……」

コーヒーを一口すする。

「私と契約してください」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ