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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第5章 友人の恋人に枕営業

店員がオーダーを伺いにきて
私たちのテーブルを去ると
吉岡はきょろきょろと回りの様子を窺い
私にキスをしようとした。

私は顔をそむけキスを拒んだ。

「ここじゃ嫌か?」
「……違うの。嫌なこと思い出しちゃって……」
「嫌なこと?仕事のこととか?」

吉岡は私の顔を覗き見る。

「ぅん……上手くいかなくて……」
「保険の営業も大変だよな」
「そうなの……契約もとれなくて……
私って営業向きじゃないみたい……」

本当のところはめちゃ上手くいっていますが。

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