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愛したカノジョは指名手配

第15章 桜庭彩佳②

鏡には私の全身が写し出されている。

興奮する様子もない。

私はハサミを手に取り翔の髪の毛のカットを
始めた。

裸でぶつかれば何とかなると……翔に抱いて
もらえると思っていた。

いつしか私の中の常識が非常識になっていた。

何百人もの男に抱かれ恥も外聞も
無くなっていた。

裸になり求めることが普通になっていた。

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