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愛したカノジョは指名手配

第25章 桜庭淳平⑤

「俺が今日までどんな想いで彩に接してきたか
分かって言ってんのか」
「弟として……違いますか?」

佐伯の横っ面を殴り付けた。

『ガシャ─────ンッ!!!』

佐伯の身体が飛ばされた拍子に
ぶつかってしまった棚から
液剤や器具の類いが落ちた。

「貴様……分かってて言ってんだろ!俺と彩は……
俺と彩はなー!」

倒れた佐伯の胸ぐらを再び掴む。

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