テキストサイズ

愛したカノジョは指名手配

第34章 佐伯翔太⑧

「昨日は悪かった……仕事で色々あって
苛立ってた。
それに……淳平さんと彩に嫉妬してた」

長谷川からの電話に怯えた俺は彩を散々罵った。

「翔太さんの……ヤキモチだったんだね」

彩が俺の腰に手を回す。

「恥ずかしいけど……そうなんだ……ごめん……」
「ううん……いいの……」

俺の胸の中で首を横に振り続ける彩が愛しい。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ