テキストサイズ

愛したカノジョは指名手配

第5章 初めてのカレシ

「鈴木さん……彩って呼んでもいい?」
「あ……はい……」
「……彩」
「は……はい……」

涙が出てきた。

男性に「彩」と呼ばれる日が来るなんて。

「どうしたの?彩?」

頬を伝う涙を佐伯さんが拭う。

「ごめんなさい……嬉しくて……彩って呼ばれた
こと無くて……」
「何度でも呼ぶよ。彩……彩……」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ