
ちよこれいと
第1章 ちよこれいと
ぐりぐりとおでこを押し付けて、先輩が静かに顔を離した。もう眉ねは寄ってない。
くっついてたおでこの中央がほんのり赤い。
ゆっくり開いた目に咄嗟に視線を反らしてしまった。
「ねぇ、オルカ。……ドキドキ、した?」
えーっと、また質問おかしいですよー。
「しま……した」
応えてて恥ずかしいじゃないですか。
顔、ものすっごい熱い……
すごいことになってそう……
「…………」
自分で振っておいて、返事にリアクションなしですか?
無言で見つめられると、ますます恥ずかしいんですけれど。
「良かった」
良かった?
「俺だけかと思った」
こんなことされてドキドキしない人いないと思いますけど……
またオレって
……あれ、先輩も、ドキドキしてたの?
「ねぇ、こっち向いて?」
視界の端で先輩が首を傾げたのが見えた。
「オールーカ」
ちょっと低くめの甘い声。
そんな色っぽい声で呼ばないでください。
ほら、心臓がまた走りだす。
「オルカ?」
あぁ、ダメ。
その声。
ゾクゾクするの。
名前を呼ばれてキュッと目を閉じた。
「……ドキドキしてくれてるの?」
や、だ。
耳元で……
「耳、真っ赤」
え?
「やっ!」
今、耳舐められた?
「ひゃん!」
く、首、首!
「あっ、や……んん!」
くっついてたおでこの中央がほんのり赤い。
ゆっくり開いた目に咄嗟に視線を反らしてしまった。
「ねぇ、オルカ。……ドキドキ、した?」
えーっと、また質問おかしいですよー。
「しま……した」
応えてて恥ずかしいじゃないですか。
顔、ものすっごい熱い……
すごいことになってそう……
「…………」
自分で振っておいて、返事にリアクションなしですか?
無言で見つめられると、ますます恥ずかしいんですけれど。
「良かった」
良かった?
「俺だけかと思った」
こんなことされてドキドキしない人いないと思いますけど……
またオレって
……あれ、先輩も、ドキドキしてたの?
「ねぇ、こっち向いて?」
視界の端で先輩が首を傾げたのが見えた。
「オールーカ」
ちょっと低くめの甘い声。
そんな色っぽい声で呼ばないでください。
ほら、心臓がまた走りだす。
「オルカ?」
あぁ、ダメ。
その声。
ゾクゾクするの。
名前を呼ばれてキュッと目を閉じた。
「……ドキドキしてくれてるの?」
や、だ。
耳元で……
「耳、真っ赤」
え?
「やっ!」
今、耳舐められた?
「ひゃん!」
く、首、首!
「あっ、や……んん!」
