
ちよこれいと
第1章 ちよこれいと
首に触れる温かいモノ。
濡れたあとのヒンヤリした感じ……
「やっ!あっ!あぁっ、ん!」
耳から首へ、何度も何度も口付けられて、その度に身体が跳ね上がる。おへその下がキューンと痺れる。
左手で先輩の肩を押し返したいのに、思うように力が入らない。
何もしないって言ったじゃない
このまま先輩にされちゃうの?
ダメ、ダメダメ……
…………
……先、輩?
急に離れた先輩の身体。
そーっと目を開けて見上げると、右の口角だけあげて笑う先輩と目が合った。
「もっとする?」
「しません!」
私の返しに身体を起こし、声を出して笑い出す先輩。
ひどい……
からかわれただけですか?
私はオモチャ?
……私だって傷付くんですけど。
「ゴメンね、オルカ」
起き上がって制服を整える私を先輩が覗き込んできた。
下がった眉に不安そうな瞳。
何で……何でそんな目で私を見るの?
不安になるならどうしてしたの?
「……許し、ません」
「そう……だよね」
あ、ほら、傷付いた顔。
ひどいことされたの私ですよ?
「ゴメンね」
シュンと下がった先輩の眉。
端から見たら、きっと悪者は私。
って、誰もいないけど……
濡れたあとのヒンヤリした感じ……
「やっ!あっ!あぁっ、ん!」
耳から首へ、何度も何度も口付けられて、その度に身体が跳ね上がる。おへその下がキューンと痺れる。
左手で先輩の肩を押し返したいのに、思うように力が入らない。
何もしないって言ったじゃない
このまま先輩にされちゃうの?
ダメ、ダメダメ……
…………
……先、輩?
急に離れた先輩の身体。
そーっと目を開けて見上げると、右の口角だけあげて笑う先輩と目が合った。
「もっとする?」
「しません!」
私の返しに身体を起こし、声を出して笑い出す先輩。
ひどい……
からかわれただけですか?
私はオモチャ?
……私だって傷付くんですけど。
「ゴメンね、オルカ」
起き上がって制服を整える私を先輩が覗き込んできた。
下がった眉に不安そうな瞳。
何で……何でそんな目で私を見るの?
不安になるならどうしてしたの?
「……許し、ません」
「そう……だよね」
あ、ほら、傷付いた顔。
ひどいことされたの私ですよ?
「ゴメンね」
シュンと下がった先輩の眉。
端から見たら、きっと悪者は私。
って、誰もいないけど……
