ホントに天使!?【完結】
第11章 危ない遊び
カケルの手のひらがマヤに触れる度に、身体が熱くなる自分にマヤは気がついていた
こんな所で‥っダメなのに…
こんなに人がいるのに…っ
マヤは恥ずかしさで俯き、ぎゅっとカケルの服を握った
「大丈夫・・・誰も見てないよ・・でも、声は我慢して、ね」
耳元で囁くカケルの声に、マヤは余計に身体を熱くさせる
確かに、車内の隅にいた2人
カケルの背中に隠れ、ある程度の壁は出来てるとは言え、すぐそこには人がいる
太腿から伸びた脚を隠すはずのスカートは、カケルの手によってめくれあがり、白い肌が露わになっている
気づかれない保証なんて、ない