無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

もつれる足を必死に動かしてマヤの後について行く



「・・・マヤ？本当に？」



目の前にいるマヤの姿が信じられないユーキは、恐る恐る声をかけてみる


ユーキの手を引いて歩いていたマヤが、ゆっくりと振り向いた



「ユーキ、ただいま」



「ただ・・いま？」



「私、帰ってきたんだよ。ユーキと一緒にいる為に・・・人間になって」


「え？人間？」



「そうだよ。私、いっぱい試験受けて、いっぱい資格クリアして・・天子から人間になったの」



にっこりと笑う笑顔は、以前のマヤと少しも変わっていない