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安っぽいラブホテルの前でサキと別れ、ユーキは電車で自宅最寄り駅まで戻ってきた


「雨か・・・」


改札口を出て、暗い空を見上げる

何気なく右腕につけている、腕時計に視線をうつす


５時５０分


雨雲のせいで、遅い時間に感じるが、まだ夕方


ユーキは、どこかで早めの夕飯を食べながら、雨があがるのを待とうか…と考える


が同時に、大学でのレポート提出が、明日締め切りであることを思い出す


「あ～・・しゃあない。帰るか」


自分に言い聞かせるように呟き、ユーキはコンビニへと入って行った