テキストサイズ

暗闇の向こう側

第2章 向こう側は…

相葉side

今日は引っ越しの日、しかし仕事があるので代わりに弟にきてもらい対応してもらう予定。最近、ツイッターで情報を流されちゃうこともあるから本人が出ないほうがいいだろうということで弟にお願いした。

朝早くに弟がきて、荷物の説明をして俺は仕事へ行く。
今日は雑誌の取材と撮影、それと個人でやってるレギュラー番組の打ち合わせ。5時ぐらいには終われるはず。
仕事が終わると今日から新しいマンションなんだ。
智の家の近くになるだけでなんか安心する。
早く仕事が終わればいいな…。
----------------------------------------
定刻通りに仕事は終われた。マネージャーが新しいマンションへ送ってくれる。

マネ「今日から新しいマンションですね、引っ越しは無事に終わったんですか?」

相「うん、弟が終わったと連絡がきた。大丈夫だと思うよ」

マネ「新生活ですね」
本当だ、新生活だ。仕事内容は変わらないけど、でもすべてやり直す気持ちで古い家具は捨ててきた。
新しいマンションの駐車場で下ろしてもらい、自分の部屋に向かう。

部屋に入ると弟が待っててくれた。
相「お待たせ!!ごめんな」

弟「お疲れさん、引っ越し終わったよ。荷物は開けてないから。テレビだけ繋げておいた」

相「サンキュー、それで十分だから」

弟「ソファもテーブルもないけどいいの?しばらく床でご飯食べることになるんじゃないの?」

相「すぐに買いに行くから大丈夫。今日、無理言ってごめんな。助かったわ」

弟「まあ、仕方がないよ。じゃあ、帰るわ。いらない服持って帰っていいの?」

相「いいよ。持ってって。本当にありがとう。母ちゃんと父ちゃんにもよろしく言ってね」

弟「わかった」
そう言って弟が帰って行った。弟がいて助かったな…。
リビングに行くと段ボールが山積みされているのと、テレビがあるだけだった。

見ただけで、気分が萎えてくる…。これ一人で片付けるのか…。とりあえず、キッチン周りだけでも片付けていると携帯が鳴った。

智が来てくれる!ドラマの仕事が早く終わったみたい。送りの車の中だからすぐにくるだろう。
しばらく二人きりになることがなかったから嬉しい。

でもびっくりするだろうな、なんもない部屋なんだもん。
しばらくするとエントランスの呼び出し鳴る、智だ!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ