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暗闇の向こう側

第1章 闇は深い

大野side

一人だと絶対に寝てたな。相葉ちゃんがいてくれて良かった。明日、スタジオで振りの練習する時に何もできてないと怒られるとこだった。

コンサートのセットリストに編集されたCD聞きながら、 振りとフォーメーションを考えていく、もう一曲振りを考えないといけないし…。色々振りを付けたから、捻り出してるな。一人だけなら何とでもなるけど5人でとなるとバランスや見え方も考えないといけないからな…

変更点の部分はすぐにできた。アレンジするぐらいだから早かった。あとは踊ってみて違和感ないかだけだな。踊ろうかどうしようか考えていたら、相葉ちゃんがお風呂から上がってきた。

俺がソファで寝てると思ったみたい。たしかにそう見えるよな…。お水を持ってきてくれた。俺が仕事できないと気を使って早く寝ると言ってる、なんだか申し訳ない気持ちだな。

明日は朝からCM撮影で早いだけだからねと言って寝室に行った。優しいな本当に。
一人になり鏡の前で音楽かけて振りの確認して、違和感を感じる部分をやり直してたら、2時過ぎていた。

ここまでかなと思いお風呂に入る。時間が経っていたからお湯がぬるい、お風呂から上がり寝ようと寝室に入ると俺が寝てた布団で相葉ちゃんが寝てる。

なんで?なんでベッドじゃないんだろう?寝にくいのかな?
まぁ、いいか。自分が寝てたとこに寝られるとなんか恥ずかしいな…。
仕方がないからベッドで寝ることにした。広く感じる。このベッドで女の子と寝たのは一年以上前か…。
俺できんのかな…なんか不安になるな。

相葉ちゃんから規則正しく寝息が聞こえてくる。今日、俺にいきなり抱きついてきたけど、なんかあったのか…。話ししないのは俺が頼りないからかな、翔ちゃんやニノなら話すのかな…。いや、話はしないだろう。でも俺は相葉ちゃんから話すのを待つと決めたから待とう。話さなくても相葉ちゃんがうちにいて少しでも楽しいならいいな…。そんなことを考えてたら…落ちてた。




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