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暗闇の向こう側

第1章 闇は深い

大野side

相葉ちゃんが朝早く出て行った。忙しいな…。休みいつなんだろう。俺は午後から仕事、もうちょっと寝てたい。絵もやらないダメだしな…と思いながらソファに寝転んでみた。

気がつくと10時過ぎてた。案の定二度寝してた。寝たい気持ちを抑えて絵を書くことにした。後回しにするとどこかで徹夜してやらないとダメになるし…

とりあえずシャワーを浴びて目を覚まさせる。
その後はマネージャーの迎えまで絵を描いていく。

時間はいくらあっても足りない。振り付けも絵も間に合うのかな…。作業途中でやめてパンを食べてたらマネージャーが迎えにきた。

マネージャー「今日までに振りは出来そうですか?」

智「わかんない…」

マネージャー「これ遅れるとコンサートリハも遅れるんでお願いしますね」

言われなくてもそんなことは分かってる。でもそんな簡単に作れたらやってるし。マネージャーがスタジオに向かう間も話ししてるが、振り付けのことをずっとも考えていて話し聞いてなかった。

スタジオに着くと誰もいない。いつもならスタッフも多いから手狭なスタジオも一人だと広い。一人で昨日考えた変更する曲の復習から始める。通しでやって違和感がないか確認。

やった感じこれは大丈夫、次は全く新しい曲の振りを考える。しばらく床に寝転びながら頭の中で考えていく。たぶん、サボってるように見えるだろうな。でも踊りながら考えたら体力消耗するだけだ。ようやく頭の中で形になり踊りだせたのが17時頃。

同じように違和感ある箇所を修正する。自分で振り付けしたけど結構しんどい。仕方がないか…、あとはみんなと合わせて調整しよう。

スタジオを借りてる時間ギリギリに終われた。
マネージャーが迎えにきて、家まで送ってくれた。
帰ると19時半、お腹空いたな…
御飯どうしようかな…


一人だし、近所に食べに行こうかなと考えてたら相葉ちゃんからメールがきた。
相「今。どこ?御飯食べた?」

まだと返事したら何でもよければ適当に買ってくると返事がお願いした。

21時前に相葉ちゃんが帰ってきた。

相「ごめんね、遅くなっちゃった」
行きと違う服を着てるや。こっちはスエットでダラダラだな…。

智「そんなことないよ。御飯お願いしてごめんね。ありがとう」

相「知り合いの店で適当に詰めてもらったの」
と紙袋から色々と出してくれた。


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