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暗闇の向こう側

第1章 闇は深い

相葉side

シャワーをした大ちゃんが俺と二人で朝ご飯を一緒に食べている。俺の家で。不思議な光景だな…

いちごジャムを付けたパンを頬張る大ちゃん。
自分の仕事時間は知ってるけど、ゆっくりご飯食べて大丈夫何だろうか…。聞いたら、慌ててる。
この人は…
迎えを俺の家に変更してるや。
昨日の服のままは、さすがにマズイからと服を用意したあげたら、返すと言うからあげると言った。

智「もらっていいの?」

あげるのは全然構わないけど、なんかお礼ぐらいは欲しい。出来ればキスぐらいはね…

相「いいよ、着てないから。その代わり、キスぐらいちょうだいよ」

智「ヤダ」

相「即答じゃん、もう。考えるぐらいしてよ。なら、今度、大ちゃんの家行きたい!ダメ?」

この人の部屋見てみたい。どんな部屋なんだろう。

智「え〜、なんで…」

相「それぐらい、いいじゃん。お願い。ご飯作ってあげるよ」

智「うん…」

すごい不満そうな顔をしてるけど、返事してくれた。やったね!どんな部屋か早く行きたいな…
でも次のレギュラー番組の収録後かな…

智「マネージャーがもうすぐ来るからでるわ、朝ご飯ありがとう」

慌てて俺の服に着替える。
しなやかな体、無駄のない筋肉、いつも見慣れてんのに自分の部屋でみると、なんかやらしいな…

カバンと携帯片手に玄関に向かう。
俺は玄関までお見送りする。

智「じゃあ、また来週だね」

相「うん、じゃあ。行ってきますのキスは?」

智「バカ、行ってきます」

と大ちゃんは扉を開けて出て行った。
なんか、新婚みたいだな。
俺も仕事だからシャワーして準備しないと…
朝ご飯を食べた皿などを片付けて、シャワーをして着替えてたらマネージャーが迎えにきた。

今日は一人でラジオの収録、その後は雑誌の取材に撮影。さあ、みんなのスーパーアイドル相葉ちゃんをやろうと思い、玄関を出た。


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