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図書委員のエッチな当番日誌

第3章 初めての愛撫

そんな天ヶ瀬さんがものすごく色っぽくて!!

腰の奥底から背筋に、ゾクリと大きな波が走り抜けた。

「栞、大好きだよ」

そして、優しく口付けられた。

触れるだけのキスから、唇を食まれ、舌を絡めるディープなものに変わっていく。

舌が触れる度に、電流が走るように体が震えて…

「栞…」

唇を離して、天ヶ瀬さんと見つめ合う。

お互い息が荒くて。

私はじんわりと汗ばんでいて。

天ヶ瀬さんの瞳は、熱っぽくて少し潤んでいて。

その表情に、更に心臓が高鳴る。

「天ヶ瀬さん…」

天ヶ瀬さんの手が、私の肩に置かれた。

と。

校内放送のチャイムが高らかに鳴り響いた!!

『下校時間です。校内に残っている生徒は帰宅してください』

「あ…」

「もうそんな時間か」

天ヶ瀬さんは苦笑いを浮かべると、立ち上がって私に手を伸ばした。

「戸締まりして、帰ろう」

手を掴まれて、引っ張って立ち上がらせてくれる。

「はい…」

返事をしたものの。

少しだけ残念に思う自分がいて。

そんなこと考えてる事にも戸惑っていると、天ヶ瀬さんがクスリと笑った。

「また今度だね」

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