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けだもの系王子

第8章 涼、蓮、意地悪系?








つっと首筋を這い甘く口付けをおとしながら、あたしの胸へと降りていく。





優しくブラウスのボタンが外され、涼先輩の形のいい頭があたしの胸に寄せられる。





「あっ……っ、んんっ……涼せんぱっ……あっ……っ……!」





あたしのブラの隙間から先輩の手が入り、胸の先端の突起を愛撫される。





ピクンっ。





刺激と快感で震える体。





胸を愛撫されながら、お尻も触れられる。





「……こんな所でごめん。
続きは家で……いい?」





はっと我に返ったような声。





涼先輩の欲情したような表情がすうっといつもの優しい顔に戻る。





熱い息を吐きながら家の電気を見上げる。





そうだ。





家の前だった。





両親は家にいるだろうし。





さすがにまずい……。





少し残念な寂しさを覚えながら。





熱く火照った体を隠すように乱れた服を整えてくれる。





続きは家で……。





その言葉に期待している自分がいた。





あたし達とうとう今日……。





付き合って1ヶ月くらい。





早いほうかな?





遅いほうかな?





あたしの今日の下着ってどんなだっけ?





ああそれよりも、バイトして忙しかったから、汗かいてるよ。





涼先輩の家に行っていきなりお風呂を借りるのって変かな?




でも熱かったし風呂に入りたいし。





ちょっと待ってよ。





風呂にはいったとして。





風呂からでたらどんな格好したらいいんだっけ?





あたしは緊張しながら。





頭の中はパニック状態。





それでも黙って涼先輩の後をついて歩く。





優しくて大きな手をとって。





前の彼氏とはいろいろあって。





恋愛に臆病になっていた。





そんなあたしの心を優しく癒してくれた。





涼先輩なら大丈夫。





そう思ってついていったんだ……。







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