けだもの系王子
第8章 涼、蓮、意地悪系?
意地悪な表情。
鋭い瞳。
どうして気付かなかったの?
この部屋に入って来た時からの違和感。
知らない人みたいだと思った筈なのに……。
蓮の体があたしの上に覆い被さる。
四つん這いになって体の下に組み敷かれて身動きが出来ない。
「お前の靴を先に隠してて正解だったな。
これでお前は逃げられない。
大人しく俺にやられろよ……」
ゾクッとして必死で抵抗して暴れる。
体を起こして四つん這いになってベッドを下りようとした。
そのあたしの腰が後ろから持ち上げられた。
肩越しに振り返り息を飲む。
蓮が自分の大きなモノをもってあたしのあそこの中に再び挿入しようとしていた。
「ダメ……っ……」
思わずあげそうになる悲鳴を飲み込む。
強い力でがっちり腰を掴まれて引き寄せられる。
暴れるあたしの体は後ろから羽交い締めにされて乱暴に引き寄せられて。
ズッ…ププ…!
いきなり後ろからあたしのあそこの中に。
勢いよく突きたてられる蓮の肉棒。
いったばかりの敏感になってるあたしの体は蓮の存在を受け入れて呑み込んでしまう。
快感で体が全身震え喘ぎ声を必死に押さえて耐えるためにシーツをぐしゃぐしゃにする。
体がのけぞってしまう。
「〜!……っ……!」
喘ぎ声を必死に耐えて息が苦しい。
「さっきはあんなに喘ぎ声をあげてたのに、そんなにあいつに聞かれたくないんだ?」
蓮の腰が激しく動く。
あたしのあそこの中を後ろから激しく攻め立てる。
ダイレクトに子宮の最も奥に蓮の肉棒が出し入れされて。
ズンッ!ズッ!ズッ!
抜き差しされる度にあたしの腰が激しく揺れてお互いの体がぶつかり合う。
こんな激しい音を立てたら……!
ベッドの軋む激しい音にさえ気になるのに。
あたしの体は勝手に感じて無意識に腰を揺らしてしまう。
前の彼氏と別れてからどれくらいぶり?
ずっと。
涼先輩とこうなりたいと思っていたのに……!