けだもの系王子
第8章 涼、蓮、意地悪系?
前の彼氏は大学に入ってすぐに知り合った。
近くの大学との合コンで酔っ払ってお持ち帰りされてホテルでエッチしてからの付き合いだった。
あたしは初めてだったけど。
会うたびにエッチしかしない。
意地悪で色んな体位をさせられて写メを撮られたり。
エッチな道具を使ったりと今思えば遣りたい放題で。
意地悪されればされるほど感じてしまうあたしがいて開花されてしまったんだった。
淫乱になったあたしは普通の恋愛が出来ないと言われ続けて、別れる事に恐れていたけど。
涼先輩に出会って、すぐに恋をした。
優しくて大事にしてくれて。
もっと早く抱いて欲しいと思っていたのに。
少し臆病にもなっていたんだ。
こんな淫乱なあたし。
涼先輩は嫌かもしれない。
涼先輩じゃないのに。
強引にされて気持ち良くて堪らない。
何もかもがどうでも良くなって。
狂ったように腰を振る。
淫らに感じて体を震わす。
もっともっとと自分から腰を寄せて蓮の存在を受け入れて呑み込んで締め付けながら感じている。
こんなあたしやっぱり涼先輩にふさわしくない。
涼先輩と同じ顔の蓮に欲情する。
こんなんじゃ嫌われてしまう。
こんなに感じて淫らに腰を揺らしてるあたしの姿なんか、見せられない……。
枕を引き寄せて喘ぎ声を必死に押さえている。
背後から覆い被さる蓮の手があたしの胸を掴んで揉まれて、先端をつねるようにして刺激する。
「ん〜っ……!」
ズッ!ズッ!ズッ!
胸を弄られながらも腰の動きは激しいままで。
その手があたしのあそこの先端の蕾を摘まむ。
「〜〜〜!!」
繋がって蓮の肉棒が激しく出し入れされているすぐ傍にあるクリトリスにまで刺激を受けて。
そこから電流のような快感が全身に広がる。
「お前のあそこ、すっげぇ濡れてトロトロ……シーツまで垂れてんの分かる?
自分で触って確かめて見ろよ?」