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けだもの系王子

第8章 涼、蓮、意地悪系?








あたしはさっきからずっといきっぱなしのような気がするのに。





繋がってどれくらいの時間がたったのか……。




分かんないけど。




ずっと繋がったままのような、そんな錯覚。




ずっと涼のモノがあたしのあそこの中に入っているようで。




気持ち良くって堪らない……。




あたしのあそこが壊れそう。




気持ち良くって溶けてしまいそう……。





「お願いっ……もう、いったのっ……っ
涼っ……いって、下さいっ……!」




「でも由宇……腰、動いてるし、まだいけるよね?」





ズッ!ズッ!ズッ!





こんなに激しい動きを繰返してるのに。





どうして?





涼が四角いパッケージのようなモノの封を噛んで切っていた。




艶っぽい仕草に目を奪われる。




あぁ、コンドームね。




前の彼氏は避妊具を着けてくれなかったから。




いつもピルを飲んでいたから。




良く見たらもう1つ別に封を切ってるのがあった。




あれっ?




あたしの視線に気付いた涼がニヤリと笑う。




「……実はさっきこっそりいってね?
……大丈夫、何回でも由宇をいかせてあげられるからね?」




挑むように妖しく瞬く眼差しに。




くらりとする。




タラリ、冷や汗……。




さっきから何回もいってるのに……。




ああ、やっぱり、似ている。




さすが、双子だ。




涼の腕の中で激しい愛撫に翻弄されて。




一晩で何度もいかされて。




封を切ったコンドームを何個も横目に見ながら。




快楽の泉に溺れたまま。




意識を失った……。

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