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椿さんは一応紳士的な態度で送ってくれた。



途中、手にキス、頬にキスをされて、怒って殴ろうとしてもスルリと交わされて、腹がたってぎゃあぎゃあ言いながらもちゃんと送ってくれた。



「それじゃあ、ちいちゃんまた明日ね、おやすみ」


「また、明日?」



首を傾げていたら、



ちゅっ、



また、キスをされた。




今度は唇に。



「何をしてっ……」



怒りでぷるぷる震えるのに笑いながら、逃げるように去って行く。



「明日はもっとちゃんとキスするから」



謎の言葉を残して。



暫くぼうっと突っ立っていた。