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けだもの系王子

第9章 椿、真面目ぼっちゃん系?




「やっだ……、椿……さん……やっ……!」



「……!あいつ、椿か?なんであいつがお前を……っ?」


真人兄ちゃんの手があたしの服を強引に脱がしていく。


抗うあたしの力が敵う訳もなくて。



気が付いたら玄関先の廊下で全裸になって震えているあたし。


真人兄ちゃんの瞳が鋭く輝く。



「あんな奴に渡せない……!ちい、お前は俺のモノだ……!今も昔も……!」



燃えるような瞳に射ぬかれて、体が動けない。



真人兄ちゃんがあたしの両足を持ち上げた。



「やあぁっ……!」



ぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃ



真人兄ちゃんの綺麗な顔が、あたしのあそこに寄せられて、舌を突きだして舐めている。



「やあぁっ!だめえっ……!」



痺れるような快感が電流のように全身に伝わり、体が勝手にぴくぴく反応する。



「へぇ、結構濡れてるよ、やらしいなちい、悪いけどこれならすぐに、お前のここに入れられるよ」


「やだやだ、そんなのやめてっ!」



首を振って涙を流すあたしを目を細めて、じっと見つめられる。



「そのお願いは聞けねぇな、俺ももう限界なんだ。ごめんな、ちい」



真人兄ちゃんの体があたしの両足の間に寄せられた。


ズ…ンッ!!



両足を高く持ち上げられて、いきなり強引に捩じ込まれた。



あたしのあそこに勢いよく、真人兄ちゃんの肉棒が突き立てられて。



衝撃と痛みに悲鳴をあげる。





助けて……。



椿さん……!



どうしてか。



今日はじめて会った人なのに。



椿さんの顔が浮かんだ。

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