けだもの系王子
第9章 椿、真面目ぼっちゃん系?
ズっ!ズっ!ズっ!ズっ!
真人兄ちゃんがあたしのあそこの中を出たりはいったりを繰り返す。
痛くて熱くてお腹の奥が真人兄ちゃんの肉棒でいっぱいで、苦しい。
時折あたしのあそこの中をぐるりと回すようにして、中を掻き回される。
逃げようともがくあたしはいつの間にか、四つン這いになっていて。
後ろからあたしのあそこの中に挿入されて、だしいれされている。
「助けて……椿…さん……助けて……」
激しく体を揺さぶられて、すがるように壁に手をつく。
「……ちい、俺を見ろよ……お前は俺の事だけを……感じればいい……!」
ズっ!ズっ!ズっ!ズっ!
パンっ!パンっ!パンっ!
激しく体を揺さぶられて、体がぶつかり合う音が聞こえる。
どこかで他人事のように聞こえた。
信じられない、心が拒否して、真人兄ちゃんを受け入れられない。
体は無理矢理受け入れても心が受け入れられない。
嫌い。
真人兄ちゃんなんか。
大っ嫌い……。
薄れゆく意識の中で椿さんの顔が浮かんでは消えた。
「ちい……好きだ……!」
掠れたような真人兄ちゃんの声はあたしの心には、届かなかった。