けだもの系王子
第9章 椿、真面目ぼっちゃん系?
椿さんの舌を受け入れて、熱く絡め合いながら、声が洩れて、お互いの唾液が伝う。
椿さん椿さん。
嬉しくてあたしのあそこが熱くなっているのが分かる。
「ちいちゃん可愛い……」
時折唇を離して、甘く囁かれて、また、唇を重ねる。
スカートの裾から、お尻を揉まれる。
ふっと笑う気配。
「可愛い、パンツ……」
リボンの柄のパンツはお気に入りなんだけど。
子供扱いされてるようでむうっとする。
「可笑しい?」
おそるおそる聞いてみる。
「いや、可愛いいけど、いらない、かな?」
するするっとあたしのパンツが脱がされて、悲鳴をあげる。
「やあっ、恥ずかしいっ……!」
「ごめんね、この制服、ヤバイね……?」
いつの間にか体を優しく回されて、あたしの上に椿さんが覆い被さっている。
メイドのコスプレの胸元に椿さんの綺麗な顔が寄せられた。
あたしの胸元に顔を埋めて、噛みつくように胸元のレースを払い下げて、その下にあるブラジャーを噛みながらずり下ろす。
艶やかな仕草にドキドキする。
「ちいちゃん……凄い、いい眺め……」
コスプレのメイドの胸元だけはだけて、フリルのスカートは捲りあげられて、あたしのパンツは片足に脱がされた状態。
白いニーハイソックスも中途半端に脱げている。
「やだっ、椿さんっ、そんなに見ないで……っ」
椿さんの瞳が熱っぽく輝いて、じっと見られる。
「俺、変態みたいだな……、そんなつもりじゃなかったのに、お人形さんみたいに可愛いちいちゃん?そんなちいちゃんに今から本当にやらしい事をして、汚してしまうけど、俺を嫌わないでね?」
「椿さんを嫌う訳ないのに」
あたしは笑いながら椿さんを引き寄せてキスをした。
唇に軽くキスをして、手にもキスをされて、たくさんのキスの嵐が降り注ぐ。
初めは軽いキスだったのに、だんだんと熱っぽくなって、激しくくまなく体中にキスをされる。
時折舌を這わせて、可愛いキスの音がやらしい音に変わっていく。
ちゅぱちゅぱちゅぱ
ちゅるちゅるちゅる。
喘ぎ声をあげて椿さんの頭に手を置いて、椿さんの頭があたしのあそこに寄せられた。