けだもの系王子
第10章 涼、束縛系?
お互い服を脱ぐのももどかしく、裸になって熱く絡み合う。
熱いキスを繰り返して、あたしも、お返しとばかりに、涼の体にキスをする。
夢中になってキスをして、熱い吐息を絡め合い、気が付いたら、あたしの顔の前に涼の下半身があって、涼の顔の前にあたしの下半身があった。
「やだっ、この格好っ……!」
恥ずかしくて叫ぶのに、涼の綺麗な顔立ちがあたしのあそこにぐっと寄せられる。
ぴちゃあっ。
ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ。
ちゅる、ちゅる、ちゅる。
「ひゃあっ、あんっ!」
涼の体の上に体は逆さまで乗せられて、あそこを舐められる。
涼の指があたしのあそこを広げたり、めくったり、押したりしながらも、舐められる。
滑らかな舌の感触がだんだんと高速で蠢いて、気持ち良くって喘ぎ声が止まらない。
あたしの目の前に涼の肉棒がそびえたつ。
ピクン、ピクン。
あたしを誘うように震えて、それを口にくわえこむ。
じゅっぷ、じゅっぷ、
堅いから口にいっぱいで、唇が痛いから、時折離して舌を這わす。
「……ハッ……気持ちい……」
「ああんっ……気持ちい……っ!」
お互いの性器を刺激しあい、高めあって、登り詰めていく。
気が付いたら腰を揺らして、涼の刺激を求めて、激しく涼の肉棒をくわえて頭を上下に揺する。
くちゅくちゅくちゅ
ぬち、ぬち、ぬち。
ヌッ、ヌッ、ヌッ。
舌と同時に指があたしのあそこの中で掻き回される。
快感で目の前がちかちかする。
涼の肉棒をくわえて、隙間から喘ぎ声を洩らす。
「もうっ……!……だめぇっ〜〜〜〜!いくいく〜〜〜〜!」
あたしの腰が痙攣のように震えて、熱い快感の波が押し寄せる。
涼の肉棒もピクン、ピクン脈うつ。
「俺もっ!……だしていい……?」
「うんっ、涼のっ、飲みたい……!」
ドクンッ。
ビュク、ビュク。
涼の欲望があたしの口の中に放たれた。
それを受け止め飲み干して、自分も絶頂を迎えてがくん、と力が抜けた。