けだもの系王子
第11章 零斗、チャラ男系?
次の授業の参考になるような本を、ついでに探そうと思っていた。
図書室には、まだ、零斗さんはいない。
あんまり人もいない。
奥の通路に向かい、本を探す。
大きな本棚が立ち並ぶ場所で、気になる本を見付けて、手を伸ばした瞬間。
後ろから急に抱きしめられて、スカートの裾が捲られた。
「きゃっ」驚いて小さく悲鳴をあげて、振り返ると、零斗さんがあたしの真後ろに立っていた。
「俺を誘ってんの?」
ぎゅっと抱きしめられて、耳元で甘く囁かれる。
「誘ってなんか、ないっ」
零斗さんの手があたしのショーツの隙間から入る。
ぬっ、ぬっ、ぬちゃ、ぬちゃ。
「あっ…あっ…やっ…ダメ…」
「すげぇ、もう、濡れてる……」
また、耳元で囁かれて、ぞくぞくしながら、零斗さんの指を受け入れてしまう。
ぬちゃ、ぬちゃ、ズ…ズ…。
あたしのあそこの中に、しなやかな指が侵入して、掻き回されて、奥まで突かれた。
「やっ…ダメ…こんなところで…」
ささやかな抗議の声は零斗さんの唇で塞がる。
肩越しでキスをされて、足ががくがくするのに、零斗さんの片手はあたしのブラウスのボタンを、器用に外している。
左手はあたしのあそこの中で蠢いて、右手はあたしのブラウスのボタンを外して、ブラジャーを外された。
「やっ…やめて…こんなところで…」
恥ずかしくて、涙が溢れた。
「やめて欲しい?……葉月のここ、ぐしょぐしょなのに?」
ぐちゅ、ぐちゅ、ぬっ、ぬっ、ぬちゃ、ぬちゃ。
後ろから零斗さんの指が侵入して、激しく突かれて、快感で目の前がちかちかする。
「あっ…あっ…ああっ…やあっ……!」
唇が塞がり舌を絡められて、口の中まで犯されるようなキスに、夢中で舌を絡めた。
電流のような快感が全身に伝い、痙攣のように体が震えて立っていられなくて、ガクン、しゃがみ込んでしまった。
「ちゃんといけたな?良かった、この前は飲んでたから、ちゃんといかせてやれなくて、気になってたんだ」