けだもの系王子
第11章 零斗、チャラ男系?
ぐぷっ、ぐっぷ、ぐっぷ、
「やあぁっ……だめっ……こんなのっ……ああっ……!」
キスをされながら、零斗さんの指に感じさせられて、自分のあそこの蜜が溢れているのが分かる。
ビクン、ビクン。
快感で震える体を、岩にもたれてしまう。
「お前といたら、冷静でいられない……」
ハア、熱い吐息を洩らしながら、零斗さんの綺麗な顔が、あたしのあそこに近付く。
ぴちゃあっ、ちゅるちゅるちゅる、ぴちゃぴちゃぴちゃ、
「ああっ〜〜〜〜〜!」
あたしのあそこに零斗さんが舌を這わせて、高速で舐められる。
柔らかい舌の感触が気持ち良くて、快感で震える体を抱きしめられた。
「俺がお前を毎日抱くから……もう、他のセフレとはするな……っ」
岩に体を押し付けられて、片足を持ち上げられて、零斗さんの体が寄せられた。
ずんっ!
キツい角度で、零斗さんの肉棒があたしのあそこの中を貫いた。
「は……ああっ……!〜〜〜〜!」
快感で目の前がチカチカする。
ずちゃっ、ずちゃっ、ずちゃっ、ずちゃっ
あたしのあそこの中で零斗さんの肉棒が、激しく抜き差しされている。
快感に流されそうになりながら、必死でしがみつく。
他のセフレ……。
ああ、やっぱり、あの噂の事……。
体を揺さぶられて、涙が溢れた。
「……セフレなんて……本当は、いないの……ああっ……!……好き、好きなの……零斗さんが……!」
喘ぎ声を洩らしながら、必死で伝える。
ずちゃっ、ずちゃっ、ずちゃっ
粘膜の擦れ合う音。
あたしの言葉は零斗さんに、届いたの……?
お互い絶頂を迎えて、零斗さんの体が離れた。
岩にもたれて、しゃがみ込むあたしを、じっと見つめられて、揺れる星と共に、背中を向けられた。
「お願い……信じて……?」
呟いたあたしの言葉は、零斗さんの耳に届いたのか、分からない。
月が綺麗な夜だった。