無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

ちょっと、何を言ってるのあたしはぁ。






弟の友達だよぉ。





年下なのよぉ。





案の定、隼人くんの顔が戸惑いを隠せない様子で、どうしたらいいのか分からない、というように、ひたすらあたしの顔を見つめる。





ああ。





その目。





真っ直ぐな瞳が、あたしをおかしくさせてるんだ……。





きっと、そうだ……。





欲望に負けた。





気がついたら。





ふらふらと隼人くんの目に吸い込まれるように、顔を近付けて、その唇にキスをした。





「……えっ、まどかさん？」





ちゅっと、最初は軽くキスをする。





戸惑った瞳が揺れている。





でも、嫌がってない？





そう確信したあたしは、隼人くんの両頬に手を添えて、深く唇を重ねる。





あたしにされるがままの唇の隙間に、自分の舌を探るように、出し入れして、彼の舌に絡める。





「……ん……はっ、俺、こういうの慣れてなくて……」





嫌がってる様子はない……濡れたタオルを落としている。





それどころか、あたしの胸を優しく揉んでくれている。





お互いキスをしながら、舌を激しくからめながら、胸を揉まれる。






「んんっ!……もっと、触って？」






あたしは濡れたブラウスとブラジャーを脱ぎ捨てる。





濡れた感触が気持ち悪かったから、早く脱ぎたかった。






隼人くんの手を胸に乗せる。





ぎこちない動きで、あたしの胸の先の敏感な部分に指をなぞらせてる。






「あっ!……んんっ!……!」






「ここ、気持ちいいんですか？」






まるで手探りのような指使いに、興奮してしまう。






「うんっ……気持ちいいっ……あっ!」






あたしは隼人くんの顔を、誘うように、自分の胸元に寄せる。





胸を、舐めて欲しい……。





隼人くんの目を見つめて訴える。





彼には分かったのか、すっとあたしの胸に舌を這わされる。





優しい舌使いに、感じてしまう。





たぶん、テクニックとか、そういうものはないんだろうけど。





不器用な優しさがそのまま、彼の舌先から伝わる。