けだもの系王子
第5章 結城、優男系?
結城と一緒にあたしのアパートに向かう。
もう大学の授業どころじゃない。
家に一緒に入ってドアを締めた瞬間、
「千尋っ!
大好きっ!」
ん〜っ!
ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、
我慢できないとばかりにキスの嵐が降り注ぐ。
あたしの両頬に両手を挟んでじっと見つめられる。
「千尋〜」
ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、
唇を重ねられ、舌が絡められる。
結城の両手があたしの両頬から髪をなぞるように伝いキスしながら背中をつっと通ってお尻を撫で上げている。
官能的な動きにぞくぞくする。
だけど、お尻を撫で上げていた両手があたしのミニスカートをめくりあげ、あたしのパンツをもうずり下げている。
「ちょっと、結城っ?
ストーップっ、落ち着いて、靴脱いでないからっ」
焦って結城の唇を塞ぐように手を出すんだけど。
「どうしよう、僕おかしいのかもしれない。
昨日あんなに千尋に無理させたのに、家に帰っても千尋の事考えて一人エッチしちゃうし、今だってまた、欲しくて堪らないんだ……。
やっぱり好きだからかな?
これが恋なの?」
ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、
相変わらずのキスの嵐。
キスしながらやっぱりパンツは脱がされ、あたしのブーツも脱がされてガコンと音をたててポイと投げる。
スカートも脱がされて、キスしながら結城の両手は忙しくあたしの体を探り脱がしていく。
玄関先で真っ裸なあたし……。
あぁ、あたし早まったかも。
結城ってば、激しい。
ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、
激しく絡められる舌があたしの口内を犯すように隅々を刺激して、結城の指が優しくあたしのあそこの中にいれられる。
ぬちゅっ。
「はっ…あぁっ……!んっ、んっ、んっ……!」
「良かった……、凄い濡れてるよ?
今日はいっぱい千尋も気持ち良くなってもらうから……」
言いながら結城の長い指があそこの中を激しく掻き回す。
ズッ、ズッ、ズッ。