けだもの系王子
第5章 結城、優男系?
あそこの中の指が上下に激しく動き、結城の指が長いから奥を突かれている。
その度に快感が全身に広がり、結城の指の動きに合わせてあたしの喘ぎ声が洩れる。
キスしながら舌を絡められながらも、唇の隙間から声を洩らす。
苦しくてもがいて抗議の声をあげる。
「やっ、こんなところでやだっ……」
あたしの声にハッとして結城の指が止まる。
「ごめんね千尋?
あの、勝手に盛り上がっちゃって……
千尋は?
僕の事……好き?」
不安そうに揺れている瞳があたしの顔を覗き込む。
「今さら聞くの?」
これだけの事しといて……。
「えぇっ、だって聞いてないよね?
教えてよ、聞きたい……」
結城の指の動きがまた再開されて、あたしのあそこの中を刺激され、快感で体が震える。
「あっ、あっ、あっ、あぁっ……!」
「教えてくれなきゃやめないよ?」
「そんなっ……、あぁっ……!」
ビクン、ビクン、体に力が入って立ってられなくなり、壁にもたれたまま、ズルズルしゃがみ込む。
そのまま覆い被さるような体勢になるのに、結城の指が止まらずにあたしを刺激し続け、奥を突かれる。
「やっ、あぁっ……!
大好き……っ、結城っ……!」
頭の中が真っ白になる。
体に力が入って夢中で結城にしがみついた。
「可愛い……っ。
いっちゃったの?
千尋の中、凄い締まったから……。
早くこの中に入りたい……」
荒い息づかいで結城の顔をぼうっと見つめる。
ふいに抱き上げられ、お姫様抱っこをされてベットルームに連れて行かれる。
床に転がってるあたしの服をよけてしっかりした足取りでベッドの上に優しく下ろされる。
ぼうっとしたまま見つめるあたしの目の前で結城がズボンをずらす。
その下からピンと反りたっている結城のモノが見えた。
大きくない?
結城の瞳がぎらりと輝きゆっくりあたしの体に覆い被さる。
両足を持ち上げられ、
ズンッ。
深く挿入されてしまう。
「あぁっ……!」
快感で体が震える。
ズンッ、ズッ、ズッ。